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RSウイルス予防注射(高齢者)

R6年6月よりRSウイルス感染症予防注射はじめました。

RSウイルス感染症とは

RSウイルス感染症は一般的には4~5日の潜伏期間の後、鼻水、咳などの症状が数日続き、多くは軽症で回復します。乳幼児がかかる病気として知られていますが、生涯にわたって何度も感染、発症を繰り返す病気です。
高齢者がかかった場合、肺炎などが重症化したり、入院期間が長引いたりする傾向があります。高齢者のほか、基礎疾患のある方(喘息、COPD、心疾患など)、免疫機能が低下している方も重症化リスクが高いと言われています。

  • 基礎疾患のない方と比較したRSウイルス感染症による入院率

  喘息     : 約2~3.6倍

  COPD    : 約3.2~13.4倍

  冠動脈疾患  : 約3.7~7.0倍

  うっ血性心不全: 約4.0~33.2倍

  糖尿病    : 約2.4~11.4倍

RSウイルスワクチン(アレックスビー筋注用)について

60歳以上の方に接種できるRSウイルスワクチン(アレックスビー筋注用)が2023年9月に発売され、当院でも2024年6月から接種できるようになりました。

RSウイルス感染症に対する効果は60歳以上で82.6%、基礎疾患がある60歳以上で94.6%でした(日本人を含む海外データ)。※国際共同第Ⅲ相試験(RSV OA=ADJ-006試験)にて

対象者

いち早く承認されたアメリカでは、60歳以上の方にワクチンの接種を推奨しています。

特に接種が推奨されているのは、肺気腫(COPD)・喘息・心不全・脳こうそく・脳出血・糖尿病・慢性腎臓病・血液疾患・肝臓病などの持病がある方です。

次の方は予防接種を受ける前に医師にご相談お願いします

◎心臓血管外科・腎臓・肝臓・血液などの基礎疾患のある方

◎予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた方、全身性発疹などのアレルギーを疑う症状がみられた方

◎このワクチンの成分に対してアレルギーを起こすおそれのある方

◎過去にけいれんを起こしたことのある方

◎血小板が少ない方や出血しやすい方、抗凝固療法をされている方

◎過去に免疫不全と診断された方、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方

RS予防接種を受けることができない方

◎接種当日、明らかに発熱(37.5℃以上)がある方

◎重い急性疾患にかかっていることが明らかな方

◎過去にこのワクチンの成分によってアナフィラキシーを起こしたことがある方

◎その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方

接種方法

筋肉注射で1回接種します。

接種後について

①接種後は状態確認の為、院内にて30分安静にしていただきます。

②接種後は激しい運動は避け、注射部位を清潔に保って下さい。

③注射部位の異常な反応や体調の変化を感じた場合は、すぐに医師の診察を受けて下さい。

副作用について

副反応として、4%の人(25人に1人)に接種部位の痛み・腫れ・発赤・発熱・だるさ・頭痛などの症状が出ます。大部分の副反応は数日以内に自然と治ります。

費用

26000円(税込)

ワクチン接種は予約制です。ご希望の方、ご相談はお問い合わせください。

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